白書・統計まとめ ・ 第1章 雇用と失業 ― 働く人はどれだけいるか
1-7外国人労働者の雇用状況外国人雇用状況の届出状況(厚生労働省)
ポテ外国人労働者でいちばん多いのは、やっぱり中国の人ですよね?
ロウ先生令和7年10月末時点では、ベトナムが605,906人で最も多く、全体の23.6%です。中国は431,949人で2番目でした。
ポテえっ、そうなの!?じゃあ在留資格は技能実習がいちばん?
ロウ先生いちばん多いのは「専門的・技術的分野の在留資格」で865,588人、全体の33.7%です。外国人労働者は全体で2,571,037人と、届出が義務化された平成19年以降で最多でした。
ポテなるほど!散歩コースで会う子の顔ぶれも、毎年どんどん変わってるってことだね!
外国人雇用状況の届出は、労働施策総合推進法にもとづき、すべての事業主に、外国人を雇い入れたときと離職したときに、氏名・在留資格・在留期間などをハローワークへ届け出ることを義務づけた制度です。厚生労働省は、この届出をもとに10月末時点の状況をまとめて公表しており、令和7年10月末時点の結果は2026年1月に公表されました。特別永住者と、在留資格「外交」「公用」の人は届出の対象外です。
試験では、外国人労働者数と雇用する事業所数が過去最多かどうか、国籍別・在留資格別・産業別の多い順、都道府県別の多い順がよく問われます。数字は事業主から出された届出を集計したものです。
表の割合は、外国人労働者全体(または外国人を雇用する事業所全体)を100としたものです。
データの時点「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点、2026年1月30日公表)の結果です。次の結果(令和8年10月末時点)は2027年1月ごろに公表される予定で、公表されたらこの節を更新します。
| 指標 | 最新の値 | 前回からの動き | 覚えるポイント |
|---|---|---|---|
| 外国人労働者数 | 2,571,037人 | 268,450人増。届出が義務化された平成19年以降で過去最多 | 増加率は11.7%で、前年(12.4%)から0.7ポイント縮小 |
| 外国人を雇用する事業所数 | 371,215所 | 29,128所増。過去最多 | 増加率は8.5%で、前年(7.3%)から1.2ポイント上昇 |
| 国籍別(多い順) | ベトナム605,906人(23.6%)・中国431,949人(16.8%)・フィリピン260,869人(10.1%) | 3か国とも前年より増加 | ベトナムが最多 |
| 国籍別(増加率が大きい国) | ミャンマー42.5%増・インドネシア34.6%増・スリランカ28.9%増 | — | 人数の多い順とは別 |
| 在留資格別(多い順) | 専門的・技術的分野865,588人(33.7%)・身分に基づくもの645,590人(25.1%)・技能実習499,394人(19.4%) | 専門的・技術的分野は20.4%増 | 専門的・技術的分野が最多 |
| 在留資格別(増加率が大きい資格) | 特定活動29.6%増・専門的・技術的分野20.4%増・資格外活動12.8%増 | — | 特定活動の伸びが最大 |
| 産業別の外国人労働者 | 製造業24.7%・サービス業(他に分類されないもの)15.2%・卸売業,小売業13.3% | 「医療,福祉」は25.6%増 | 製造業が最多 |
| 産業別の外国人を雇用する事業所 | 卸売業,小売業19.0%・製造業15.7%・宿泊業,飲食サービス業14.5% | — | 事業所数では卸売業,小売業が最多(労働者数と順位が違う) |
| 都道府県別の外国人労働者 | 東京652,251人(25.4%)・愛知249,076人・大阪208,051人 | — | 事業所数は東京・大阪・愛知の順 |
| 事業所規模別 | 「30人未満」が事業所数の63.1%、外国人労働者数の36.1% | どの規模でも事業所数は増加 | 小さな事業所が多い |
出典: 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)(2026年1月30日公表)
出題のツボ
- 外国人労働者数・外国人を雇用する事業所数はともに過去最多。ただし労働者数の増加率は前年より縮み、事業所数の増加率は前年より上がりました。
- 国籍別はベトナム>中国>フィリピンの順。
- 在留資格別は「専門的・技術的分野」>「身分に基づくもの」>「技能実習」の順。
- 産業別は、労働者数では製造業、事業所数では卸売業,小売業が最多で、順位が入れかわります。
- 都道府県別は東京が4分の1を占めて最多です。
ひっかけ注意「在留資格別で最も多いのは技能実習」は誤りで、最多は専門的・技術的分野の在留資格(33.7%)です。また「外国人労働者数の対前年増加率は前年より上昇した」も誤り。上昇したのは事業所数の増加率(7.3%→8.5%)で、労働者数の増加率は12.4%から11.7%に縮小しました。
暗記令和7年10月末:外国人労働者2,571,037人・事業所371,215所(ともに過去最多)。国籍はベトナム>中国>フィリピン。在留資格は専門的・技術的>身分>技能実習。産業は製造業が最多(事業所は卸売業,小売業)。東京が最多。
覚え方「ベ・チュー・フィ、センモン・ミブン・ジッシュウ」と3回となえる……国籍別はベトナム・中国・フィリピンの順、在留資格別は専門的・技術的分野・身分に基づくもの・技能実習の順に多い。
- 1位 ベトナム
- 2位 中国
- 3位 フィリピン
- 1位 専門的・技術的分野
- 2位 身分に基づくもの
- 3位 技能実習

ポテベ・チュー・フィ、センモン・ミブン・ジッシュウ!