白書・統計まとめ ・ 第1章 雇用と失業 ― 働く人はどれだけいるか
1-2正規・非正規の雇用労働力調査(詳細集計)
ポテ非正規で働く人って、ほとんどが「正社員の仕事がなかったから」なんでしょ?
ロウ先生2025年平均でいちばん多い理由は「自分の都合のよい時間に働きたいから」で757万人です。「正規の職員・従業員の仕事がないから」は173万人、割合で8.4%でした。
ポテえっ、そうなの!?しかたなく、って人ばかりじゃないんだ。
ロウ先生そうです。それに正規の職員・従業員は3708万人で11年連続の増加、役員を除く雇用者に占める非正規の割合は36.5%に下がりました。
ポテ36.5って、ぼくの平熱みたい!これなら熱が出ても忘れないね!
正規・非正規の数字も、前の節と同じ総務省統計局の労働力調査から出ています。役員を除く雇用者を「正規の職員・従業員」と、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員などの「非正規の職員・従業員」に分けて数えます。人数と割合は基本集計で、非正規についた理由や転職の状況は詳細集計でわかります。
試験では、非正規の割合がおよそどのくらいか、男女でどれだけ違うか、年齢でどう違うか、非正規についた理由で何が多いかがよく問われます。「女性は非正規が半分を超える」「65歳以上は非正規が多い」「不本意な非正規は少数派」という大きな形をつかんでおきましょう。
表の割合は、役員を除く雇用者(正規+非正規)を100としたときの非正規の割合です。理由の割合は、理由を答えた人を100とした内訳です。
データの時点労働力調査の2025年(令和7年)平均の結果です(基本集計は2026年1月30日、詳細集計は2026年2月13日公表)。次の年平均の結果(2026年平均)は、基本集計が2027年1月末ごろ、詳細集計が2027年2月ごろに公表される予定で、公表されたらこの節を更新します。
| 指標 | 最新の値 | 前回からの動き | 覚えるポイント |
|---|---|---|---|
| 正規の職員・従業員数 | 3708万人 | 54万人増(11年連続の増加) | 女性が42万人増、男性は12万人増 |
| 非正規の職員・従業員数 | 2128万人 | 2万人増(4年連続の増加) | 男性678万人(4万人減)・女性1450万人(6万人増) |
| 非正規の割合(役員を除く雇用者に占める) | 36.5% | 0.3ポイント低下 | およそ3人に1人強 |
| 非正規の割合(男女別) | 男性22.3%・女性52.0% | 前年は男性22.5%・女性52.6% | 女性は半分を超える |
| 非正規の割合(年齢別) | 65歳以上76.1%、25〜34歳20.7% | 前年は65歳以上76.9%、25〜34歳21.5% | 65歳以上が最も高く、25〜34歳が最も低い |
| 65歳以上の非正規 | 446万人 | 13万人増 | 15〜64歳の非正規は9万人減 |
| 非正規についた理由(最多) | 「自分の都合のよい時間に働きたいから」757万人(36.6%) | 26万人増 | 男性(35.0%)も女性(37.3%)も最多 |
| 非正規についた理由(女性の2位) | 「家計の補助・学費等を得たいから」285万人(女性の20.1%) | 4万人減 | 男性の2位は「正規の仕事がないから」(13.0%) |
| 「正規の職員・従業員の仕事がないから」(不本意) | 173万人(8.4%) | 7万人減 | 男性13.0%・女性6.2%。男性のほうが割合が高い |
| 転職者数 | 330万人 | 1万人減(4年ぶりの減少) | 転職等希望者は1023万人(23万人増、2年ぶりの増加) |
出典: 労働力調査(基本集計)2025年(令和7年)平均結果の概要(2026年1月30日公表、概要は2026年3月31日掲載)・労働力調査(詳細集計)2025年(令和7年)平均結果の要約・概要(2026年2月13日公表)
出題のツボ
- 非正規の割合は36.5%で、前年より低下。正規は11年連続で増え、非正規も4年連続で増えています(増え方は正規のほうがずっと大きい)。
- 男女別では女性の非正規の割合(52.0%)が半分を超え、男性(22.3%)を大きく上回っています。
- 年齢別では65歳以上の非正規の割合が7割を超えて最も高く、25〜34歳が最も低くなっています。
- 非正規についた理由は、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多。「正規の仕事がないから」(不本意)は全体の8.4%です。
- 不本意の割合は女性(6.2%)より男性(13.0%)のほうが高くなっています。
ひっかけ注意「非正規についた理由で最も多いのは『正規の職員・従業員の仕事がないから』」は誤りです。最多は「自分の都合のよい時間に働きたいから」です。また「非正規の職員・従業員数は減少した」も誤り。割合は下がりましたが、人数は2万人増えています。
暗記2025年平均:正規3708万人(11年連続増)、非正規2128万人(4年連続増)、非正規の割合36.5%(0.3ポイント低下)。女性52.0%・男性22.3%。理由の最多は「自分の都合のよい時間に」、不本意は8.4%。
覚え方「非正規の割合は平熱の36.5」……役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は、2025年平均で36.5%(前年より0.3ポイント低下)。

ロウ先生平熱と同じ数字で覚えましょう