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白書・統計まとめ ・ 第1章 雇用と失業 ― 働く人はどれだけいるか

1-4入職率・離職率と離職理由雇用動向調査(厚生労働省)

ポテ最近は辞める人のほうが多いって聞くし、離職率のほうが入職率より高いんですよね?

ロウ先生令和7年は入職率14.7%、離職率13.7%で、入職率のほうが1.0ポイント高い「入職超過」でした。「入職率」は、年のはじめの常用労働者に対して、1年間に新しく入った人の割合です。

ポテえっ、入ってくる人のほうが多いんだ!じゃあ辞める理由は会社の都合が多いの?

ロウ先生離職率を理由別に分けると、結婚や育児などを含む「個人的理由」が10.2%、「事業所側の理由」は0.9%です。ほとんどは個人的理由なんです。

ポテなるほど!ドッグランも、出ていく子より入ってくる子のほうがちょっと多いってことだね!

雇用動向調査は、厚生労働省が5人以上の常用労働者を雇う全国の約15,000事業所を選び、働く人の入職(採用)と離職を調べる調査です。1〜6月の上半期と7〜12月の下半期に分けて調べ、合わせた1年分の結果を翌年の夏に公表します。事業所への調査に加えて、入職した人本人にも、前の仕事を辞めた理由や賃金の変化をたずねます。

試験では、入職率と離職率のどちらが高いか(入職超過か離職超過か)、男女・就業形態・産業による違い、離職の理由、転職したときの賃金が増えたか減ったかがよく問われます。

入職率・離職率は、1月1日現在の常用労働者数を分母にした割合です。入職超過率は入職率から離職率を引いたもので、プラスなら入職のほうが多いことを示します。

データの時点雇用動向調査(令和7年、2026年8月31日公表)の結果です。

指標最新の値前回からの動き覚えるポイント
入職率14.7%0.1ポイント低下入職者数は7,526.8千人
離職率13.7%0.5ポイント低下離職者数は7,052.6千人
入職超過率1.0ポイント0.4ポイント拡大入職率>離職率(入職超過)
男女別男性 入職13.4%・離職12.5%/女性 入職16.1%・離職15.1%女性の離職率は0.9ポイント低下入職率・離職率とも女性のほうが高い。男女とも入職超過
就業形態別一般 入職12.0%・離職11.4%/パート 入職21.7%・離職19.9%パートの離職率は1.5ポイント低下パートタイム労働者のほうがずっと高い
産業別(一般労働者)「宿泊業,飲食サービス業」入職24.4%・離職21.5%—入職率・離職率ともに最も高い。2位はどちらも「サービス業(他に分類されないもの)」
転職入職率9.9%0.2ポイント上昇未就業入職率は4.8%(0.2ポイント低下)
離職理由別の離職率個人的理由10.2%・事業所側の理由0.9%個人的理由は0.5ポイント低下、事業所側の理由は0.1ポイント上昇個人的理由が大部分
前職を辞めた理由(転職入職者)男性「定年・契約期間の満了」16.1%/女性「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.9%男性の「定年・契約期間の満了」は2.0ポイント上昇「その他」を除いた最多。男女で違う
転職で賃金が「増加」した割合40.8%0.3ポイント上昇「減少」31.0%、「変わらない」25.5%。増加が減少を上回る

出典: 令和7年雇用動向調査結果の概況(2026年8月31日公表)

入職率と離職率入職率離職率全体14.7%13.7%男性13.4%12.5%女性16.1%15.1%一般労働者12.0%11.4%パート21.7%19.9%
雇用動向調査(令和7年)。全体では入職率14.7%が離職率13.7%を上回る入職超過。入職率・離職率とも、女性が男性より、パートタイム労働者が一般労働者より高い。

出題のツボ

ひっかけ注意「令和7年は離職率が入職率を上回った(離職超過)」は誤りです。入職率14.7%>離職率13.7%の入職超過でした。また、雇用動向調査の入職率・離職率の分母は「1月1日現在の常用労働者数」で、労働力調査の就業者数ではありません。

暗記令和7年:入職率14.7%・離職率13.7%(入職超過1.0ポイント)。女性>男性、パート>一般。宿泊・飲食が高い。離職理由は個人的理由10.2%・事業所側0.9%。転職で賃金増加40.8%>減少31.0%。

覚え方「入るは14、出るは13、しっぽの.7はおそろい」……令和7年の入職率は14.7%、離職率は13.7%で、入職率が1.0ポイント高い入職超過。

令和7年は入職超過(1.0ポイント)
入る(入職率)
  • 14.7%
出る(離職率)
  • 13.7%

ポテしっぽの.7はおそろい!

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